下水道の地震対策

ページID1011770  更新日 2022年12月13日

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下水道施設の地震対策

下水道は、市民生活を支える重要なライフラインの一つです。しかし、大規模地震が発生すると、マンホールの浮き上がりや下水道管の破損など、下水道施設にも大きな被害が出る可能性があります。刈谷市では、新規に整備する下水道施設への対策のほか、既存の施設についても、「刈谷市下水道総合地震対策計画」に基づき、下水が集約する管路や緊急輸送道路に埋設されている重要管路施設を優先的に対策を実施しています。

重要な管路施設
重要な管路
出典:国土交通省

下水道管の地震対策

地震により破断の恐れがあるマンホールと管の継ぎ目に対して、柔軟性の高い、可とう性がある継手部材を使用しています。また、既設管内に新たな管を形成することで、管路内の損傷を修復及び防止します。

継手対策
出典:国土交通省
管更生
更生前
更生
更生後


液状化対策

強い地震による揺れが繰り返されると、安定していた砂粒子のかみ合わせが外れ、粒子が沈むと同時に水が浮上する液状化現象が生じます。過去に発生した大地震では、液状化による埋戻し部の沈下や管渠の抜け出し、マンホールの浮上などの被害が発生しました。

下水道管布設時の液状化対策

新規に下水道管を布設する工事では、良質土により埋戻しを行い十分な締固めを行うことで、液状化を抑制しています。

マンホールの浮上抑制

マンホールの浮上対策(その1)

マンホール上部に浮上抑制ブロックを設置し、マンホール浮上時のみ抑制荷重(ブロック自重+埋戻土重量)を伝達させることで、マンホールの浮上を抑制します。

ハットリング
出典:ハットリング協会
マンホールの浮上対策(その2)

マンホールに設置した消散弁で、地震時に発生する過剰間隙水圧を瞬時に消散させ、マンホール周辺地盤の液状化を抑えることで、マンホールの浮上を抑制します。

耐震
出典:下水道既設管路耐震技術協会
マンホールの浮上対策(その3)

排水性の高いドレーンを地盤に埋設し排水性を高めることで、過剰間隙水圧を消散させ液状化を抑制します。

アースドレーン
出典:アースドレーン工法協会

マンホールの目地ずれ対策

マンホール内面の目地部をプレートまたはシートで固定し、地震動によるマンホールの横ずれを抑制しています。

目地ずれ
出典:日本下水道新技術機構

このページに関するお問い合わせ

下水道課
〒448-8501
刈谷市東陽町1丁目1番地
電話:0566-62-1029 ファクス:0566-23-2087
下水道課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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