伝染性紅斑(リンゴ病)が流行しています

ページID1019639  更新日 2025年7月16日

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伝染性紅斑警報が発令されています!

愛知県内における2025年の患者報告数が225人、定点医療機関当たりの報告数が2.23となりました。
これは、国が定める警報の指標である「2」を上回っていることから、令和7年7月10日に愛知県内に伝染性紅斑警報が発令されました。

なお、この警報は定点医療機関当たりの報告数が「1」未満になるまで継続します。

紅斑が出ている時期にはほとんど感染力がなく、微熱やかぜのような症状がみられる時期にウイルスの排出量が最も多いため、微熱やかぜのような症状がみられる人は、こまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの咳エチケットを心掛けましょう。

発生状況の推移

伝染性紅斑発生状況
出典:愛知県感染症情報2025年27週報(愛知県衛生研究所)

なお、最新の感染者発生状況については、以下の愛知県衛生研究所のホームページをご確認ください。

伝染性紅斑について

伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。

感染経路は飛沫感染や接触感染です。約10~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状などがみられ、その後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。

中には長引いたり、一度消えた発しんが短期間のうちに再び出現したりすることがあります。成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が出ることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然に回復します。

多くの場合、頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状がみられ、この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。

妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ

これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があります。熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は、医療機関に相談しましょう。また、感染しても症状がない場合(不顕性感染)もあるため、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師に伝えてください。

伝染性紅斑の家族がいる場合や、流行している地域で多くの小児と接する機会がある職業の方などは特に注意が必要です。かぜ症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染予防を行ってください。

予防と治療について

伝染性紅斑にはワクチンがなく治療は対症療法となるため、手洗いやマスクの着用などの感染予防が重要です。

このページに関するお問い合わせ

保健センター(子育て支援課)
〒448-0858
刈谷市若松町3丁目8番地2
電話:0566-23-8877 ファクス:0566-26-0505
保健センター(子育て支援課)へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。

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